いつもの日常

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「あのなぁ?ノックぐらいしたら?理子。」 「ノックしても無視するでしょ。」 …さっきからお節介を焼いてる奴は、冬月理子(ふゆつき りこ)だ。頭もよく陸上部じゃあエース、おまけに容姿端麗ときたもんだ。家が隣で何かと世話を焼いてくる。早い話しが幼馴染だ。 どこのギャルゲーだよ!って思うかも知れないが、ギャルゲーと違う部分がある。それは俺がこいつに特になんの感情も無い事だ。昔は…どうだったか…まぁ昔の話しはまた今度。 「ご飯作ったから、早く準備しなさいよ?」 「はいよ…」 仕方なく、重い腰を上げる。 (シャワーでも浴びるか。) そう思い、すぐ実行に移す。理子がうるせえから。
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