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あまりに急過ぎて見過ごしそうになった
「ま、まぢで?」
俺は道端に落ちている大きさが金魚ほどのキーホルダーを拾い上げた
「………」
そのキーホルダーをまじまじと見つめてみたが…
やはりどの角度から見てもランプだ
「偽物だよな…」
この歳になってランプの都市伝説を信じるなんて…
サンタを信じてる高校生と同じくらい痛い…
「ん………」
だが…捨てられない…
ま、まぁ!?減るもんじゃないし!!こんな辛いご時世なんだ!たまにはちょっとくらい甘えてみてもいいよな!
と誰に言うわけでもない言い訳で無理矢理自分を納得させ、ランプをポケットにしまい、俺は再び歩きはじめた
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