さあ、街へ!

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女「じゃあねー。」 シン「さよーならー。」 見知らぬ女の人別れると、ミリアの手を引いて少し目立たないところに連れていく。するとミリアから苦情が寄せられる。 ミリ「何で否定しなかったんですか!?」 シン「嫌だったのか?」 ミリ「そういうことじゃ!」 シン「それは置いといて、お前エルフってばれても大丈夫なのか?あれ以上話してると顔を見られてばれる可能性があったけど。」 ミリ「ふぇ?駄目なんですか?」 シン「たぶん捕まえられて売られるぞ?エルフは数が少ないんだろ?売られなくても何されるかわからんぞ?」 ミリ「そういうものなんですかね~?」 こいつには危機感がないのかね?仕方ない……。ニット帽出して、 シン「これで耳隠せ。ほら。」 ミリ「こうですか?」 片耳でてるし……。 シン「こうだっ!髪色はまあ大丈夫か。じゃあ、ここでお別れだ。帰り道に気をつけろよ。」 ミリ「ふぇ?連れていってくれないんですか?私全然街の事わかりませんし……。」 シン「俺もわかんねーよ。じゃあな。」 これ以上一緒に街にいると、こいつ里に帰りたくないとか言いそうだし、一人にすれば心細くてすぐに帰るだろ。 side out
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