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深夜0時を過ぎた頃、里緒菜ちゃんは「明日仕事が有るから」と、時計を気にし出したのでひとまず店を出て彼女を送る事にした。
「やだぁーッ!里緒菜ちゃん帰らないでッ」
って、甘えている奈緒に里緒菜ちゃんは
「無理。帰ります。」
って、容赦なく切り落とした。
「うーん…でも、そんなカッコイイ里緒菜ちゃんが好きッ!!」
奈緒はやっぱり天然だ( ・_・;)
里緒菜ちゃんと別れると、あんなに駄々をこねて離れるのを嫌がってたのにケロッとした顔でラーメンが食べたいって言いだした。
「ねぇねぇッ。久保田さんアタシラーメン食べたーい♪」
「お?行くかッ!」
...おいおい( ・_・;)まだ食うのかよ。
やっと帰れると思った微かな期待は、奈緒のせいですっかり打ち砕かれた。
どうでも良くなって、車の振動も手伝って、どんどん酔いが回って行く......。
そんな時、何かが右手の指先に触れた。
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