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「オイ!一也ぁー。」
現場から事務所に戻って来た藤原さんは、俺より10個も年上の先輩だ。
藤原さん、今日も酒呑みながら仕事してたんだろう。
もぉ完全に酔っている。
「お疲れッス!どしたんスか?」
「おぅ一也。お前コンパ開け!得意先のデブが女に飢えてるらしいわッ!」
ハァ?意味わかれへん。なんで顔も見たことないデブなおっさんに女紹介せなアカンねん。
「イヤぁ、俺女のツレ少ないッスもん。」
「何言ってんの一也ちゃん。お前に夢中なキャバ嬢でも引っ張って来い(^_-)じゃ、頼むぞー」
そう言うと、藤原さんは日報を他のヤツに押し付けて、酒を煽りながら帰って行ってしまった。
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