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「あ、ハイ。モシモシ…。」 ソッコー電話にでたわコイツ。 麻衣はケータイのSNSで知り合ってた女で、俺よりも多分かなり年上だった筈だ。実際の事は知らないが、サイトの中じゃかなり友達も多い。 何度か会って酒の勢いでヤっちゃったりもしてるけど、まぁ、お互い勢いって事で終わってんちゃうかな? 「おぉ麻衣!久し振りやな。元気にしてたか?」 「うーん。アカン。全然駄目。ちょっと落ち込んでるカモ」 うわっ!最初からなんか面倒くさッ。 「どした麻衣?なんかあった?」 機嫌を損ねない様に、話を聞いてやろうか...。 「嫌、別に。ってか言わない。そういえば、植っちなんか用?」 なんだコイツ...。やっぱり面倒クセーな。 「あぁ、今度さ、コンパしてよ。麻衣は友達も多いし可愛いから、俺も連れてって鼻が高いんだよ!な?頼むよ麻衣(^_-)」 完全に嘘だ。麻衣は背も高くて、目も一重を無理やり二重にしてる感じで、全く色気なんか感じない。 「んー。じゃあ、一応当たってはみるけど...。でも期待しないでね。」 麻衣はまんざらでもないような口調で答えてくる。 「さすが麻衣だな。麻衣と後2人確保して。あ、久し振りに麻衣と一緒に飲めるの楽しみにしてるからなッ!」 ...ちょっと最後のはワザとらしかったか(^_^;) とにかく、上手く行って良かったわ。
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