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「嫌…昨日のは接待になって無かったッス。やっぱ素人はアカン。すみませんでした。」
「気にすんな。あの奈緒って子が割とイイ仕事してくれたし。でも、てっきり玲香を連れて来ると思ってたから意外やったわ。」
「……玲香と最近連絡取って無いんで。」
「ん？なんや、痴話喧嘩か？」
「喧嘩も何も…俺らそういう関係や無いですもん。電話もどうせ営業ですし、俺も今、店に行く気分や無いし。」
「玲香の電話…営業電話やと思ってんのお前だけやろ。じゃあお前、玲香が枕営業すると思ってんのか？」
「……。」
「……ぶっ！」
言葉に詰まった俺を見て、藤原さんは吹き出した。
「お前、ホンマにオモロイな～」
「藤原さんは、ホンマに性格捻れてますよ。」
そう言う俺を見て、満足気に酒を飲む藤原さん。
玲香が働いている店のママは藤原さんの元嫁で、玲香はその店の人気NO.1だ。
玲香が俺を気に入ってんのは知ってる。
スゲー尽くしてくれるし、ホントに根はまじめなイイ子だ。
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