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「は?図星か?」
「…………。」
「昨日、……キスしたんか?」
「…………はい。スンマセン。」
「…………。」
口を空けて眼を見開いている藤原さん。
「イヤイヤ~酔った勢いで…イテテッ!!」
咄嗟に誤魔化したが、おもいっきり肩にパンチを食らって、耳をギューギュー引っ張られた。
「お前、もう絶対あの子に手ェ出すなよ。」
藤原さんの目はちょっとマジっぽい。
「なんすかもうッ!!!?
確かにキスは軽率やったと思ってますよ。でも、もう接待終わってんのに関係無いじゃないすか!!別にいつもの事や…フガッ!!」
耳を更に引っ張られて、もう片方の手で口を塞がれた。
「静かにせいッ!!」
あ…ヤバ。久保田さんの店だった。
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