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巽は二年もの間、少年院に入れられた 少年院に入れられた時は14歳だったが、出る時は16歳になっていた 巽は高校には進まず、バイトなどをしながら安い賃貸で独りで過ごした 代わり映えのしない毎日 人間味の無い自分 他人からの恩着せがましい言葉 巽は笑顔が分からなくなっていた
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