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過去の自分が犯しつづけた間違いが一つ。
自分は嘘で仮面を作りつづけた。
そのせいで友達もどきはたくさんできた。
でも、友達は一人も出来なかった。
嘘で作った型枠でできた自分は中味がなかった。
空
人に自分を見せることが出来なかった。
怖かった。
相手の心だけを見て自分は上手に隠せば楽になれる。
一人でいる道を選んだ。
自分はそれでいいと思っていた。
それが間違いだったと気付いたのは初めて好きだと思える人が現れてから。
彼女は自分を犠牲にし続けた。
すべてを背負って戦いつづけた。
ただみんなが幸せなら自分が犠牲になるくらい強くなりたいと。
じゃあ彼女はどうなるんだ
そのとき自分は初めて本当にこいつを幸せにしたいと思った。
自分は変わりたいとおもった
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