誰もがみんな…

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誰もがみんな…

心の闇を持っている ある人がそう言った 心の闇とはどういう物か聞いた それは人による、聞いてる方からしたらしょうもない事でも、話してる方は心の闇だと言ったらそうだ 逆にしょうもない事じゃなくても話してる方がしょうもない事と言ったらそうなんだろう 人の事なんてその本人にしか分からない事だからな でもな、それはただ我慢してるだけで、本当は辛いし苦しい ーーー、お前はそれを気付かせてやれ お前なら出来るだろ? 分からなかった 人の事なんてその本人にしか分からない事だと言ったのに、何故気付かせるのか、本当は我慢してるだけで辛いし苦しい、そう言ったって本人はどう思ってるか分からないのに気付かせるのは困難だ その人はそんな事知っていた 知っていたうえで僕にその役目をくれた その後に言った事は 他の人じゃないと気付かない事もあるだろ? だからこそお前みたいな役目が必要なんだ …確かにそうだ、僕もその人に気付かせてもらったから だからこそこの役目は重大… でも、それを教えてくれた人はもう居ない… 僕が殺した 僕を庇って死んだ 最後の言葉は ーーー、泣くな笑え、ずっと笑ってたらいつか良いことがあるから それに夜桜白狐の二代目総長はお前だしな、仲間は居なくなるが、お前の好きな様にチームを作れ 信頼する仲間と一緒に俺等が目指して行けなかったてっぺんに行ってくれ ただしこれだけは言っておく…仲間に嘘をつくな、お前を信頼して着いてきてくれてるんだからな でも仲間にも嘘をつかすな、仲間がお前を信頼してる様にお前だって仲間を信頼してるんだからな 夜桜白狐はお前に託した! 仲間と一緒に守って守って守り抜いてくれ その言葉の後に毒蜘蛛と言う族の奴等が襲ってきて殺された… 僕を庇って でもそんな僕に着いてきてくれる最高の仲間が出来た 僕はその仲間と一緒にてっぺんを潰し、てっぺんに立った でも解散はしていない てっぺんに立つだけ立って、解散は仲間に失礼だし俺が嫌だったから 解散したら族を守った事にはならない あの人はてっぺん目指してくれとは言ったが族を守ってくれとも言っていたから 今はてっぺんを守り、族を守り、仲間を守っている 今思えばすべては桜舞う頃に始まった… 出逢ったのも、約束したのも、一代目総長が死んだのも、桜舞う頃 族の名前も夜桜白狐だ 僕は桜にちょっとした縁があるみたいです
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