最大の敵は何じゃ?  前期テスト!!!

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 優也というと……? 「本当にユリスとは何ともないのか?」  顔と顔との間があと数センチの状態でジョシュアは言った。少し顔が赤いのは気のせいだろうか。 (ユリスを好きになるのは有り得ないし。なにせ前世が兄弟だったしな。これは身が裂けても言えない……。  ……俺とユリスは何ともないのだが、ジョシュア達にしては羨しいのか?)  内心溜め息をつき、優也は言った。 「そうだ」  ジョシュアは離れ、溜め息をついた。 「なら、なんで最初から言わなかった?」  「こんなことになるとわかっていたからしな。前でも今でも同じだということだ」 「ちぇっ……ばれていないのかな……」  「恥ずかしいのにな」  とジョシュアとノアがユリスたちがいるところを見、また溜め息をつく。  少し離れているため、ばれているということはないようだ。しかし優也は、 (どうせ好きならいっそ言えば?)  と心の中で突っ込んでいた。
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