りくちゃん

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りくちゃんの第一印象は「おとなしい」だった。 後ろ髪を少し伸ばしていて、体が小さくて、色が白い子どもだった。 父親はトラックの運転手をしていて、母親は水商売をしていたため朝は自力で起きなければならなかった。 しかし、小学2年生が自分で起きて朝食を摂り、時間通りに学校に来ることは簡単ではない。 そのため、遅刻して来ることが頻繁にあり、また朝食を摂っていないため授業中ぼーっとしていることも多かった。
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