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その時、コンコンとノックが聞こえ、
「わしだ、レミー、ディアナは目覚めたか?」
王様が入ってきた。
ディアナが体を起こそうとすると、王様がそれを止めた。
「よい。
そなたにまで体を壊されてはたまらん」
ディアナは頭に疑問符(クエスチョンマーク)をつけながら、素直にその言葉に従った。
こほん、と王様が咳払いをして、チラリとレミーを見る。
レミーは「はい」と言って退出した。
「さて、ディアナよ」
レミーがしっかりとドアを閉めたのを確認すると、王様は話し始めた。
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