恐怖のはじまり

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妹という存在は、私には理解できません。 テレビもないし、同じ年頃の子と遊ぶこともない、ままごとなんてしたことない、絵本すらないので…。 私はわからなくても、頷くクセがあります。 余計なことを言って、殴られたら嫌だから… この時も、『はい』としか言いませんでした。 まさか父も、理解しないとは思っていなかったでしょう。 黙って父の後を着いていくしかできなかったんです。
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