我らは明智

10/15
前へ
/44ページ
次へ
??「来たか秀明。」   その中から鎧甲を来た男が向かって来た。   秀明「父さん…なんて格好してんだよ。 こんなところ見られたら世間の笑い者だから早く着替えてよ。」   父「そんなことはどうでもいい。それよりも大切な事がある。」   いつもは温厚で優しいはずの父が険しい顔をしていたため、その気迫に押されて怖くなり一歩後ろに下がってしまった。   父「我ら月知一族はその昔はかの信長公に仕えていた。   だが、とあるきっかけで裏切り本能寺で信長公を討ち取ってしまった。   その時より全ては狂ってしまった。」   秀明「おい…本能寺で信長公を討ち取ったってことは………まさか月知一族って!?」   父「そう、我らは明智光秀様の嫡男 光慶様の子孫… つまり明智一族なのだ」
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加