嘘吐きの話
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大丈夫、そう、嘘を吐く。 君。そして僕もまた。 「何が」とも言わず。 「誰に」言うわけでも。 ただ、自分の足で歩こうとした。 「大丈夫、」と。 嘘を吐く声も、擦れ。 裏切られる事も、慣れた。 ただ、まっすぐ生きようとした。 ただ、それだけの話。 深い、深い、眠りに落ちた。 嘘も、吐けなくなった。 ただの、嘘吐きの、話。
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