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焦る雪路に美鶴はきっぱりとそう告げる。
「僕達を応援してくれる読者の方々が居る限り、帰ってくるよ。それが作者ってもんでしょ? なら、僕達には待つ事だけしか出来ないよ」
そう言って、最後の苺が盛り付けられる。
「うううむ…」
「…それでも無理な様だったら、七緒ちゃんに協力してもらうよ」
「七緒に?」
「道端に座り込んで泣いてたら来ると思うよ。七緒ちゃんは作者ホイホイだから」
ずる、と雪路がずっこけるのを横目に出来上がったケーキを四人分切り分け、皿に盛り付ける。
「よし、出来た。雪路運ぶの手伝って」
「みーたんが黒いお…」
「紅茶も煎れようか」
「サーイエッサー」
ケーキが乗った皿をお盆に乗せ、雪路は今だゲームに夢中の三人の元に向かった。
『 僕達を応援してくれる読者の方々が居る限り、帰ってくるよ。それが作者ってもんでしょ? なら、僕達には待つ事だけしか出来ないよ』
(…読者が居る限り、か。みーたんがそう言うなら大丈夫か。何て言ったって、みーたんは…)
俺らがいる、この世界の"主人公"なんだから!
…という訳で、ちょこちょこ自分探しの旅に出ている萌えの放浪者のイリアですwww←
今回のは七緒の意外な特技 (バトル物が強い)と雪路の「イリアが自分探しの旅に出やがった」がやりたくて書きました。
読者の方々が居る限り、作者は帰ってくる。は私が普段思っている事でした。
読者の方々が楽しみに待っていて、作者もそれに応える、そんな事が出来る様になれればいいなと思います。
皆様、いつもありがとうございますっ!!
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