帝人と皇希

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「あの平凡男も何気によく知ってるよね」 「俺は須崎美鶴が何故その量のチョコを持っていたのかが気になるんだが」 「平凡男の姉貴が3箱大人買いした挙げ句、5個くらいで飽きて、残りのチョコ全部平凡男に押し付けたんだって」 「ほぉ…で、何で皇希が貰ったんだ?」 「俺が甘党だからじゃない?」 「いやだから、何でそれ知ってんだよ」 「その時ビッグパフェ食べてた」 「成る程な」 「この量で千円ちょいくらいだって。安いよね」 「…さっきから思ってたんだが、皇希、お前明らかにそのチョコハマっただろ」 「……何の事」 「しらばっくれんな! お前のその横にあるダンボール箱から甘い匂いが漂ってんだよ!! どんだけ買ったんだ!!」 「1年分」 「威張るな! お前…無駄遣いばっかするな!」 「お母さんかアンタ。それに全部食べるから無駄遣いじゃないし」 「いや、どう見ても無理だろ」 「無理だったら平凡男捕まえて一緒に食べる」 「…太るぞ」 「そしたら平凡男と一緒に運動するからいいよ。ベッドの上で」 「お兄様が減らしてやるから須崎美鶴に手を出すな。つか真顔で下ネタやめろ。何処で教わってきた」 「峰とかいうチャラ男」 「アイツ後で殺す…!!」 何だかんだで仲の良い兄弟。 弟の皇希君は最近、下ネタを覚え始めた様です。 皇希は甘党。
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