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中1のとき それはあたしが自殺しようと道に飛び出そうとしたとき。 フードを深くかぶった人があたしの腕を掴んでいた。 フードの隙間から少し見えた整った顔と黒に蒼のメッシュが入った髪。 「…お前なにしようとしてた。」 『…………。』 「なにしようとしてたかって聞いてんだよ!!」 『……死のうと…思っ…た…。』 あたしがそう言うとソイツは ポンポン と、あたしの頭を叩いてこう言った。 「お前も守りたいモンを見つけろ。そしたらなにがあっても生きたいって思えるはずだ。」
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