2人と親衛隊の子達とそして

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そんなやり取りをしながら教室に差し掛かった時 「おはようございます!昂希様、雅様!」 2人の前に数人の生徒が整列して挨拶をし、頭を下げる。 「ああ、おはよう」 「おはよー」 それは2人にとってはいつもの事で。 「頭を下げる必要はないといつも言っているだろう?秀幸(ひでゆき)」 「僕達は西城昂希様の親衛隊です!そのような事はできません!」 「全く…、その忠誠心には恐れ入る」 「それが僕達の誇りです!」 秀幸はそう言って頭を上げ、微笑む。その姿に吊られ昂希も笑う。 「そうだな。だからこそ尽くしてくれるお前達が可愛いと思うし、感謝もしている」 「はい!」 秀幸の頭に手をのせ2、3度撫でた後手を退ける 「それにしても昂希の親衛隊は本当に可愛いよなー」 「恐悦至極です、雅様」 互いに、微笑み合う ただただ、純粋に
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