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「だがこの傷は本物だぞ」
笑いながらさらっと言う昂希に「はあぁぁぁっ!?」叫び声をあげる雅だった。
「冗談だと思ったのに違うのかよ!―クソッ…俺の昂希に傷つけやがって!俺だってつけたことねぇのに…!!」
「…駄犬が。俺がいつお前のモノになったんだ?まだ躾が足りんようだな」
喧しく騒ぐ雅の腹に蹴りを入れ黙らせる。
「――ふぅ…今日から一週間俺に話しかけるな。近づく事も許さん。仕事はやれ。―それとそうだな、授業にも出ろ。…なに、たかが一週間だ。軽いものだろう?なぁ?雅」
嘲笑うように躾という名の罰を下す昂希
「先週やっと解禁になったばかりなのにまたかよ…!俺、軽く死にそう」
「自業自得だ、馬鹿が。自重という言葉を学ぶんだな」
「昂希ぃ…互いに熱く求め合った仲だろ?な?」
「たかがゲームでそういった表現は聞く側に誤解を生むとは思わないか?それとも期間を延ばしてほしいがための演技なら期待に応えてやるが…」
「ごめんなさい嘘ですやめてくださいお願いします一週間以上なんて本気で死ぬ!」
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