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ーあたしがパパのママになる!
そういった少女があまりにも可愛そうで。
ーパパ、ありがとう。
真っ赤になりながらお礼をいう少女があまりにも愛おしくて。
そして……。
私はいまここにたつ。
いけないことかもしれない。
お節介なだけかもしれない。
でも……。
私はこの家族を放っておけない。
自己満足だと思われてもいい。
自分のエゴなのかもしれない。
震える指で呼び鈴を鳴らす。
「はい?」
あの人の声がした。
「あ、あの!私は……!」
この日、呼び鈴を押したことで。
私の世界は変わった。
よくも、悪くも。
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