小説
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君はいってくれた。 僕の書く小説が好きだと。 こんなにも下手くそで。 稚拙で、薄くて、ありきたりな物語をそれでも好きだといってくれる君。 きっと、誰にも見せられない。 読ませられない。 でも… たった一人の読者がいてくれるから。 きっと僕はいつまでも書き続ける。 ほかの誰でもない。 ただ君だけのために。
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