第二戦・青龍剣
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──姫ももう14歳か… 此処、大和の国を納める八剣城(やつるぎじょう)の殿様、八剣貞敬(やつるぎさだよし)は悩んでいた。 「霧矢(きりや)」 「ここに」 いつ来たのか、霧矢と呼ばれた黒装束の男が貞敬の後ろに跪(ひざまず)いていた。 「聴いていたのだろう?」
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