第二戦・青龍剣

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「━━はい」 「やはりな」 「━━申し訳御座いません」 「謝る必要はない。そなたの━━『霧耳(きりみみ)』の能力であろう」 『霧耳』とは『霧の術者』が周りに霧を放ち、その霧で人の心が読めたり、遠くの声を聴くことが出来たり、離れた術者と話が出来る術である。 霧が濃ければ濃いほど術の範囲が広がる。 術者の周辺は霧が濃いため、別名『霧隠れの術』と呼ばれる。 他にも、『空間の術者』が使う『空耳』がある。 八剣家の人間は『空間の術者』である。 「気づいて居られたのですか」
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