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『身内である父の話を
まったく聞いていない』
本書ではこの言葉で
その思いは語られます
作品の中で
父の作った俳句を集めて
私歌集を出そうとするんです
それは
ある意味「自己満足」
なのかもしれません
しかし
それは同時に
「取り戻すことの出来ない
父との時間」を
なんとかして
補おうとする『試み』
だったのではないかと思います
人はいずれ死ぬものです
大切な人の死を
あなたはどんな風に
迎えるんでしょうか…。
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