1人が本棚に入れています
本棚に追加
何も用意して居ないので、タオルや洗剤などお借りする事になり、申し訳なく思いながらもお風呂に入った。
用意して頂いたお布団に潜り、今日の出来事を考える。
長かった…。とはいえ、私は途中から寝てしまっていたので実際はそれほどでもない。
あれ?でも、どうして眠ってしまったんだっけ?
夕方、手紙――。
真っ直ぐ家に帰らなかったのは、理由があったから?
何故かその辺の記憶が曖昧だ。
まるで靄がかかったみたい…。
瞼が重い…。明日、起きたらハルキさんに聞いてみよう。
明日、起きたら――。
そのまま私は真っ暗な世界に飲み込まれていった。
遠くから密かに聞こえいる声は、やがて小さくなり、消えた――。
end
最初のコメントを投稿しよう!