夜合樹
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あれ、なんて名前だっけ?通学路でいつも見かけるあの小さな糸状の花。 ふわふわしていて、風が吹いたら飛んでいってしまいそうな。あの花。 まるで白い花を紅でそっと染めたかのような柔らかい色。 たまにちぎれて、道路の隅に落ちて、踏まれて砂まみれになってくすんでしまったのを見ると、たまらなく悲しくなる。 五月の澄んだ空、薄くかかる雲。よく栄えるピンクはこの時期に存在を主張する。
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