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彼は、ある光景を見ていた
あちこちで爆発音が聞こえて人の悲鳴が聞こえる。自分の前を走り去っていく人々
しかし
触れられない
「え?俺…死んだの?」
「あの!! 大丈夫ですか?」
しかし
人々は聞く耳を持たず自分をすり抜けていく。
何故だろう? 死んだのに涙は流れてくる
涙は永遠の物?
「うっ…ぐっ…ふぅぅ。お…ちつけ。状況を把握しろ」
彼は周囲を探索した
簡単に崩れそうな高層ビル
ドリンクカードが使えない自動販売機
コードが無ければ聴けない音楽プレイヤー
インフィニティバックを使えば良いのに何袋にもわたって食べ物が入っている…袋が勿体ねぇ
ふと気づいた
「これって2014年か?」
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