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「ふにゃ?どこに行くにゃ?」
お昼はあと20分。あまりゆったりはしてられないので教室へ行くのだ。
「授業があってな」
「ほほ~、納得。まぁついていってやるにゃ」
まぁ、常識は分かっているようなので居ても大丈夫だろう。
「結構歩くぞってかここに居るわけだし分かるよな」
「にゃ!」
…この三毛猫、かわいいな
とか思いつつ山道を歩く。
教室はいつも通りの賑わい。みんな思い思いに喋ってはいるが、静かだ。
「…?なぁ、トイ。お前って…」
「そうだにゃ!申人にしか見えないというやつだにゃ!」
なんという…
これは本当は夢なんじゃないかと疑い始める申人。
「まぁ、他の人間にも姿を見せる事は出来るにゃ。けど疲れるからやなんだにゃ」
といって、猫らしさのある可愛らしい笑みを見せる。
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