出会い

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 8時30分。  チャイムが鳴り響く。 「ごうれーい」  きりーつ、きをつけー  れーーい  おはよーございまーす  適当な挨拶が終わる。 「えー、特別な連絡はない。けど重要な話がある」  それって特別なんじゃないのか 「…なんと、メンバーが…」  でぇぇぇぇ  全員が驚愕する。  下のクラスから捲られたか?! 「変わり……ません!」  …え 「というわけで、終わりー」  きりーつ、きをつけー  れーーい  ありがとーございましたー 「なんだ、今の?」  隣の下村君。ちょいちょい喋ったりする。 「まぁ、気にしないで行こう」  とか言いつつ、きっとあれはクラスを焦らせる戦略なのだろうと考えていたり。  まぁ、俺はそんなんで焦るような馬鹿ではないっ  と一人でドヤッとする申人。
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