10人が本棚に入れています
本棚に追加
「……ええ、はい。本人は全然気づいていません。」
「そうか…。それにしても、あの薬を飲んで生きてるとは信じられん。
このまま完全に回復されたら、やっかいなことになるな……。」
「ご安心を。あたしにお任せくだされば、魔王の座は必ずや、あなたのものに。」
「その言葉、偽りなかろうな?」
「……はい。その代わり……。」
「わかっておる。私が魔王になった暁には、例の物は、お前に返してやろう。」
「…………。」
「クックックッ……。
ハア~ハッハッハッハッ!!」
最初のコメントを投稿しよう!