5ー私は『』、生粋の紅

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滴る紅に、何もかもが染まっていく。 “噛み付いて殺して、もぎり取れ”と奥底で何かが雄叫ぶ。 嗚呼、 嗚呼、私はどうしてしまったんだろう。 どうしようもなく、 どうしようもなく、 どうしようもなく、 どうしようもなく、 どうしようもなく、 どうしようもなく、 どうしようもなく、 どうしようもなく、 どうしようもなく、 どうしようもなく、 どうしようもなく、 どうしようもなく、 どうしようもなく、 どうしようもなく、 どうしようもなく、 どうしようもなく、 どうしようもなく、 どうしようもなく飢えていて、空腹で、血が騒ぐんだ。 嗚呼、やっぱり私は『●●●』なんだなぁ…。 打開も撤回も拒否も拒絶も、やっぱり私のムイシキの前には、てんで敵いやしない。 在っても無くても同じ。 まるで割り切れない、ゼロ。 ムイシキを抑えれば、普通に生きられると思ったのに… 無理で無理で無理で、不可能だった。 表に関わって思い出した、苦界を味わって思い知ったんだ。 だって私は、無意識であると同時に※※※でもあったんだから。 自分の『質』を忘れるだなんて、そりゃまあ大層な記憶力で嗤ってしまうよ。 ムイシキであり、※※※でもある。 なんて、 なんて難解、且つ災厄窮まりないものなんだろう。
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