プロローグ
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~プロローグ~ 秋なのに猛暑に見舞われた今日。 私――木崎 奏はとっくに下校時刻が過ぎ、誰もいない校舎の屋上で、学校一の変人と噂される彼――梨本聖くんと満月を見上げている。 どうしてこんな可笑しな展開になったのか……。 それは少し時間を遡れば分かる。
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