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「…蛍」
『ん?どうした雨月』
「大丈夫?」
『大丈夫だよ、ほら雨月…もうすぐ学校だ』
「うん」
『…雨月』
「な…に?」
『あったけぇー』
「こ、此処っ車の中だよ!?」
『そう、車の中だ…何をしてても分からない、』
「だ、だからって…抱きつかなくても…」
照れているのか文末が尻すぼみになってしまう雨月
『何かあったか…何でも言ってごらん、俺達は兄妹だ、遠慮なんてしなくていい』
「蛍は私のだよ…無理しないでよ…蛍がこわれちゃうからぁ…」
『(…場違いだか、可愛いな)大丈夫だ、俺は壊れたりなんかしないよ』
「うん」
『俺は彼奴じゃない、大丈夫だ』
「ん…」
『(寝たか…)』
執事「蛍様、」
『悪いがギリギリまで寝かせてやってくれないか』
執事「分かりました」
『ん、頼んだよ』
"かちゃ"
「はよっす」
『あぁ、おはよう桂一』
桂一「雨月は?」
『車ん中で寝かしてる、寝てないみたいだったから』
"ギュッ"
『ん?流星かどうした』
流星「あーぁ、バレちゃった」
「おはよう、蛍くん?」
『おはようございます、菘先、輩…?』
菘「どうしたの?」
『今日、要と朝の見回り当番じゃ…』
菘「∑あ」
『菘先輩、要の所へ逝って来てください』
菘「ぇ…漢字違うよね!?」
桂一「蛍、逃げるぞ」
『先行ってて、部室行ってくるから』
流星「んじゃ、先行くか」
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