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いそいそとハンカチで涙を拭う中千歳さん。
「心様・・・先程から気になっていたのですが」
レイリュウがこっそり、中千歳さんに聞こえないように耳打ちしてきた。
俺の背丈は机の上に乗っていても届かないレイリュウは、両足だけで立つというひどく滑稽な状況になっていた。
「心様、狙われてます。
先程から物凄いプレッシャーを感じます」
「プレッシャー?視線とは違うのか?」
視線なら、俺も感じることが出来たはず。
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