能力者2

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いそいそとハンカチで涙を拭う中千歳さん。 「心様・・・先程から気になっていたのですが」 レイリュウがこっそり、中千歳さんに聞こえないように耳打ちしてきた。 俺の背丈は机の上に乗っていても届かないレイリュウは、両足だけで立つというひどく滑稽な状況になっていた。 「心様、狙われてます。 先程から物凄いプレッシャーを感じます」 「プレッシャー?視線とは違うのか?」 視線なら、俺も感じることが出来たはず。
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