能力者2
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「なるほど、ガキでかした」 レイリュウがタンッと机の上に登り、黒板の方を向いた。 にやっと不適な笑みを浮かべるレイリュウに何か得体の知れないものを感じた。 「レイリュウ、あれは黒板といってな・・・」 「心様、それは知っています。 私が今、見ているのは黒板のうっすらと見える陰」 「陰?」 黒板の下のじっと凝視してみると、確かに何か黒板とは違った形の影が見えた。
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