能力者2

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疫病神は俺に背を向けて、今にも襲いかかりそうな状況のレイリュウに向き直る。 「ふふふふふ」 「疫病神、随分久し振りだな」 「いえいえ、そんなに時もたっていないでしょう、せいぜい400年ぶりと言うところですか?」 「そんな所だな」 会話をしながらも、お互いに気を抜いていないのがこの、ピリピリとした空気が俺に伝えてくる。 「なぜ、今更心様を狙う?」 「ふふふふふ、レイリュウさんオニガミは死んだ・・・ 時は来たのですよ」 男がコートに手を入れて、ピンク色の長いステッキを取り出した。
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