教室

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暇潰しで、復讐しようという奴に任せようと思うほど俺も馬鹿じゃない。 普通に無視することにする。 「この私に対して、無視だとお」 半ば切れかけたレイリュウは尻尾を逆立てて俺を睨みつける。 「そろそろ、机から降りてくれないか?」 「もう敬語じゃなくなってる?」 「降りてよ」 「タメ口になった!」 レイリュウは以外とメンタルが弱いようで、尻尾をだらんとたらすとよたよたと机を降りた。 「どうも」 「近藤いっておくがな、私は強いんだぞ凄いんだぞお前なんか一捻りなんだぞ」 その言葉は、確かに本当のことだと思う。 だが、苛められの俺の前では無力だった。 毎日脅される生活、それが皮肉にも役にたった。
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