昼休み

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ふざけた様子でレイリュウはくくっと笑う。 「私は、あなた様を護衛に来たんです。先ほどのご無礼はお許しください」 「俺が、妖怪ってそんな馬鹿な」 少なくとも、俺の影を取った男と同じカテゴリには入りたくない。 「そんなことを言われましても、心様あなたのその暗い考え方そのものが妖怪と同じなんですよ?」 「暗いか?」 「それはもう、先が全く見えなうほどに暗いです」 この狐、敬語を使っているくせに何故か気に障るようなことをずけずけと言ってくる。 「あなた様が、その暗闇で合ったという妖怪は餓鬼で間違いないと思います」 レイリュウは俺が妖怪だという云々の話を終わらせて別の話に移った。 俺としては、もう少し妖怪と俺との関係みたいなものを説いて欲しかったがその内話してくれるだろうと諦めることにする。 閉められたカーテンは、外の光を少し通してきれいな模様に輝いていた。 そろそろ、部活も終わる時間になるころだ。
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