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――バンッ!!
「―…ぶっ!?」
「たっだいまぁ~!!」
ドアノブに手をかける前に勢いよくドアが開いた。
案の定、そのまま蓮の顔面にヒット。
打った鼻を押さえながら、蓮はうずくまってしまった。
…こんなコントみたいな展開ありなのかよ…っ
「……って、あれ?人いたの?」
「…葵、もっと静かに入って来れないのか。」
じんじんと痛む鼻をさすりながら見上げると、綺麗な男の人が俺を見下ろしていた。
金髪が目立ってキラキラしている。
「…………。」
「――………。」
じっと見つめられて思わず目を逸らした。
…さっきから一体なんなんだ!!
千里さんといい、この人といい俺をじろじろ見て!
そんな事を心の中で叫んでいたら、急に手を握られた。
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