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「あのぉ~
今いまいち状況が読めないんですが~?」
「あなたが何をしていたのか聞いているのです」
ダメだ、堅物すぎてオワタ
話が通じん
「いや、俺はただ単にカツアゲされてる男子生徒を助けたらこうなっただけで」
「じゃあ何故立ち止まり攻撃を受けようとしたのですか?」
この人鋭いかもな
だけどあまり人に知られてはいけない
違うな
知られてはいけないんだ
そんな事を考えていると
「あなたもしかしたらですが....能力者ですね?」
俺の表情を瞬時に読み取ったらしい、堅物さんに事実、ばれてしまった
実にいやらしいスキルを持っているようだ
読心術なら是非教わりたいものだ
「だったらどうするんですか?」
「あなたの年齢と学年は?」
「15才で中3ですが」
「あなた受験生ですね
どうですか、ウチの学校に入学しませんか?」
はい?
言ってる意味は理解したけど
そんな簡単にいいのか?
というかこんな素性も知れない、ましてや能力者だぞ?
能力者は差別されるだけの存在なんだぞ?
「と言いますと?
能力者の俺でも普通に過ごせる環境....だと言う事ですか?」
そうでもなければただの頭のおかしい人だ
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