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「今度は誰だ?何人増えても一緒だ…全員死ねえ!!」
手下が一斉にリュウに襲いかかる。
リュウは目を見開いて口角を上げた。
まるで敵の動きを見据えているかのように、次々と相手を斬り倒していく。
ゲンジもリュウに交じり短刀で立ち向かっている。
「なんだ…この男達は…!?」
黒崎は唖然とし逃げようとしたがその瞬間、首筋に何かを感じた。
そこに黒崎の部下の血にまみれた刃の切先があった。
「ひっ!?」
「…どうすんだ?もう味方はいねぇぞ…」
「……」
その間にもゲンジが取り押さえていた男達を倒し、撫子を保護する。
「…お、お前達の目的はなんだ…金か?」
雪雨太夫が黒崎の目の前に立つ。
「何が金や。あんたと一緒にせんといてくれる。黙ってお縄につきな、グズが」
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