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自室へ着いた綾人はまず 部屋中をチェックし、盗聴器、隠しカメラ等の確認をする。
綾人の部屋は職員寮の最上階にあり、さほど心配はないが、篠月へ入ってからの習慣なのだ
形として、学生寮には近衛の部屋があるが、そちらのチェックは護衛に任せている
秘書に仕事を任せたとはいえ、綾人でなければいけない書類もある。
それに、全ての部屋のマスターキーを持つ会長が 凜の取り巻きにいるのだ
不法侵入されてはたまらない
綾「ふぅ、異常無しと。
まだ昼前か...そうだ 昼食は部屋で済ませて、 学園内の観察でもしようかな。」
貴也の許可を得て、学園の至る所に監視カメラを設置させた綾人
隣の部屋で全ての映像が見れる。勿論音声付き。
綾「お昼といえばやっぱり食堂に集まるのかな?今のうちにご飯食べとこ!」
さすが綾人、料理も上手い
キーンコーンカーンコーン
終了の鐘が聞こえ、綾人は凜のいる3ーCから食堂までの映像をみる
どうやら食堂へ行くらしく、すでに生徒会が教室前に来ている
?「凜!迎えに来ました一緒に食堂へ行きましょう!」
?「ちょっと副会長ずるいー!凜ちゃんは俺といくもんねー?」
?「違う...凜、俺と」
?「てめえらうるせぇ! 凜は俺様といくんだ!」
凜「お前ら喧嘩すんなよ!友達は仲良くしなきゃ駄目なんだぞ!食堂行くなら昇も一緒に行こーぜ!!友達同士食べたほうが楽しいだろ!」
昇「はっ、お前らと友達になった覚えはないが我慢してやる。凜に感謝するんだな!」
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