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貴「小鳥ちゃんは本名、小鳩 優、君達と同じ二年だから知ってるかな?」
優の名前を聞いた瞬間、飯島が泣きそうな顔になる
松「!?小鳩って、たしか真崎 凜と生徒会から虐めにあって学園へ来なくなった子ですよね?」
貴「そう。でも正確には学園には来ているんだよ
今だって、隣の部屋にいる。だけど、まだ人と接するのを恐がって出てこないんだ...」
綾「そっか..やっぱ無理だったんだね...」
寂しそうに綾人が呟く
中「では何故、理事長室にいるんです?」
貴「それはね、優と私が恋人同士だからさ。今の優にとって、私の側が一番落ち着くそうだよ」
貴也の衝撃発言で、綾人以外の動きが止まる
綾「まぁそうなるよね。 理事長さんは凜を溺愛してる事になってたしね」
貴「綾人君、冗談でも辞めてくれないか?あんな子を溺愛だなんて、吐き気がするよ!」
貴也が荒々しい声を出した事で皆が正気に戻る
そして、突然飯島が泣きながら謝りだした
飯「理事長、ごめんなさい!!僕、優君と同じクラスで、優君は告げ口とかしないって分かっていたのに、生徒会に逆らって退学になるのが怖かった。それに、これ以上会計様に嫌わたくなくて、見ない振りしてた..。
優君が学園へ来なくなって、自分のした事が許せなくて!!
理事長の大切な人を傷つけてごめんなさい!!」
そう言って泣き崩れる飯島を隣の二人が抱きしめる。
松「理事長先生、僕らも同じ二年でありながら、優君を助けられなかった
もし、飯島に罰を与えるならば三人一緒にお願いします!!」
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