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奏「次は僕達から。
僕達親衛隊は、真崎 凜の制裁については反対しないよ。
だけど、一応親衛隊だから、生徒会役員に何かあれば騒ぎ立てる子がいるかも知れない。
それに、役員が居なくなると、学園が更に機能しなくなるかもしれないから、出来れば潰すのではなく、真崎 凜の異常さに気付かせ改心させる方向でお願いしたいんだ」
雅「それに関しては風紀も同意見だ。これ以上仕事を増やされては堪らない。あんなのでも、改心するなら居ないよりマシだからな」
奏と雅孝の訴えに、綾人は難しそうな顔をする
綾「う~ん...。 出来るだけやってみるけど、改心するかは本人次第だし、会長は潰すよ? これだけは譲れない」
怒気を現わにする綾人を 貴也は不思議に思う
親しい者以外に興味を示さない綾人が人を嫌う事は滅多にないのだ
貴「綾人君がそこまで嫌うなんて珍しいね?
何処かで何かされたのかい?」
綾「いや、直接会った事はないよ?だけど、僕の部屋のモニターで、昼間の騒ぎをみてたんだ。
そしたら..「ちょっと待て!」雅孝、どうしたの?」
雅「どうしたじゃない! 部屋のモニターって何だ!お前もしかして学園にカメラ仕込んでるのか?!」
綾「そうだけど?なんかマズかったかな?」
雅「いや、マズいわけではないが、一応風紀として、学園に何かする時は報告が欲しかった..」
綾「ありゃ?貴也さん、伝えてくれたんじゃなかったの?」
綾人の言葉で一斉に振り向くと、貴也は”あ~”と呟いて苦笑いしている
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