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あの後、何時も通りの生徒会イベントも済ませ、教室へ戻ってきた
凜とはクラスが違う為、 何事もなく時間が過ぎて 放課後を迎えた
クラスが違うのは唯一の救い。5日に1回くらいは捕まる事なく帰れるんだ
今日はそのラッキーな日 だったようだ
寮の部屋へ帰り、鍵を掛けて漸く一息つく
海「疲れた...。
皆して毎日凜追っかけて よく飽きないもんだ..俺にはよく分からん」
学校内であまり話さないせいか、寮室では独り言が増える。一人部屋だからいいんだけど...
海「やっぱ今日もあの子に癒してもらわなきゃ」
そう呟いて自室のドアを開ければ、ベッドの上に座った大きなクマが迎えてくれる
海「アラン~ただいま!今日も愚痴聞いてくれないかー?」
ぬいぐるみに話し掛けるとか、かなり痛い子になっているが気にしない
3人の姉に可愛がられて 育った結果、気付けば、ぬいぐるみや小物、お菓子作りが趣味の乙メンに なっていた
見た目とのギャップが有りすぎて誰にも話せない
たまにネットで知り合った乙メン仲間と語り合うくらいだ。
現実の仲間も欲しいけど 気持ち悪がられて、更に孤独になりそう...
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