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隊長会議の翌日、理事長室の前に笑顔で立つ綾人の姿があった
コンコンッ ガチャッ
綾「失礼します。理事長さん、朝早くにありがとう。」
理事長「理事長さんなんて呼び方は辞めてほしいなぁ!今は二人しかいないんだから」
綾「そう?じゃぁ 貴也さん、お久しぶりです」
貴「綾人君も元気そうで 相変わらず綺麗だね。 まぁ、座って話そうか」
理事長、御坂 貴也と綾人は、お互い後継者同士という事もあり、旧知の仲
綾「早速だけど、学園、大変らしいね」
貴「あぁ..凜の事だろう?あの子は、親父の妹夫婦の子でね、親父が年の離れた妹を甘やかしたせいか、一人息子の凜も 同じ様に育てられたみたいでね...」
綾「何故、そんな子がこの学園に?此処の偏差値はかなり高いはず」
貴「それも親父と叔母さんのゴリ押しさ。詳しい理由は、この書類に纏めてあるよ」
渡された書類には、真崎 凜のプロフィールの他、 これまでの経歴等が、事細かに書いてあった
それによると、高校受験に失敗、母親に泣き付いて入れて貰った学校で、 暴力事件を起こし退学。 困った母親が、兄に相談し、御坂学園への裏口入学が決まったらしい。
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