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綾「これはまた... 突っ込み所が多すぎです それに、この顔写真..」
書類に貼られた写真には 毬藻頭に、眼鏡姿の凜が笑顔で写っている
綾「変装する意味があるのかな?これを見抜けないのは馬鹿でしょ?」
貴「なら、この学園の生徒は馬鹿ばっかりだね」
綾「はぁー。やっぱり帰って仕事しようかな?」
綾人にとって、大切な人達が無事なら、学園がどうなろうと関係ない
その他の生徒など、勝手にしてくれという気分だ
貴「まってよ!私だって 出来る事ならそうしたい でも、そうはいかない事情ができてね?」
綾「珍しいね、面倒臭がりの貴也さんが、そこまでする程の事情?」
貴「あぁ。だってあの子はね...
私の大切な小鳥を傷つけた」
その瞬間、理事長室の空気が一気に下がる
綾「へぇ... 小鳥ちゃんを..。それで、小鳥ちゃんは今どこに?」
貴「一週間前から、私の側を離れようとしないんだ。 今は、隣の部屋で眠っているよ」
そう言って、貴也は隣のプライベートルームを見つめる
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